加齢でまつげが抜ける!?
今すぐ始めたい「まつ育」の基本ルーティン
昔よりもまつげにボリュームがなくなった。ふとしたタイミングで鏡をみてその変化に気づくことはありませんか?
それはもしかすると、普段の生活習慣や加齢によるものが大きいのかも。そこで今回は、気づいた時にすぐ始めたい「まつ育」の基本ルーティンについてご紹介いたします。
加齢でまつげが抜けやすくなるのはなぜ?
加齢によってまつげが抜けやすくなる原因はさまざまですが、まつげが育つ土台となる毛母細胞の活動が衰えやすくなっていることが大きく起因しています。まつげが昔より「短くなった」「本数が少なくなった」「細くなった」と実感されている場合は、毛母細胞の活動を活発にし、まつげ一本一本が充分に育つ前に抜けてしまう現象を防ぐことが大切です。
また加齢によるまつげの抜け毛はほんの一部の原因にしかすぎません。そこに加えて日頃からの食生活、仕草などの癖、ストレス、睡眠などが影響している可能性も大いにあり得るので、なるべくそうしたすぐに直せる習慣から改善して行くと良いでしょう。
まつ育の基本ルーティン
1:まつげの毛周期を理解する
まつげも髪の毛と同じく、生え変わりの時期があります。そのサイクルは髪の毛に比べると短く、およそ3週間から4ヶ月程度。この約1ヶ月の間に、成長期(生え始め)・退行期(まつげの成長が止まる時期)・休止期(毛が抜け落ち、次の毛が生える準備期間)と4段階のサイクルを繰り返しています。
加齢によってまつげが抜けやすくなっているという場合もありますが、単にまつげが抜ける周期というケースもあるので、過敏になりすぎないことも大切です。普段よりもまつげの抜けが気になるようになってきたら、プラスアルファの習慣を取り入れるようにしましょう。
2:まつげ美容液を塗布する
まつげ美容液は、健康的なまつげを保つために必要な美容成分が配合されています。普段の食事などからは摂取できない栄養分を直接まつげの生え際に塗布することで、より効果的にまつげの健康をサポートします。また、まつげはクレンジングなどが原因で乾燥を引き起こしやすいため保湿効果の高いまつげ美容液を塗布することも大切です。
3:ケラチン・亜鉛を摂取する
まつげも髪の毛と同じケラチンが主成分となっています。ケラチンはタンパク質やアミノ酸が多く含まれる成分から生成されます。卵・納豆・レバー・牛肉・ブロッコリーなどを積極的に偏りなく摂取すると良いですね。この他、ケラチン生成に必要な亜鉛も重要です。牡蠣やイワシなどの魚介類もバランスよく摂りいれましょう。
4:ホットタオルで目元のマッサージ
デスクワークが多い現代人にとっては日頃から何かと目を酷使しがち。そうなると目まわりの毛細血管が血行不良によってまつげの成長期にも悪影響を及ぼします。一日の終わりや、休憩時間に意識的にホットタオルで目を休ませる習慣もぜひ取り入れてみて。
5:ポイントリムーバーで擦りを防ぐ
まつげの育成を妨げる「摩擦」。花粉症などで目を擦るといった行為は言うまでもなくNG習慣ですが、その他気づかないうちに摩擦を引き起こしているのがクレンジングです。とくにアイメイクはウォータープルーフタイプを活用している方は通常のクレンジングでは落ちきれない汚れが残りやすいです。そこで過度に汚れを落とそうと摩擦をするのは避けましょう。できればアイメイク専用のポイントリムーバーを使用してください。
ポイントリムーバーは通常のクレンジングよりもするんとメイクが落ちるので、コットンにリムーバーを浸して目元に浸透させるだけでOK。余分な摩擦も起こりにくいのでおすすめです。
6:アイメイクのお休み期間を作る
普段から毎日メイクを欠かさず行なっている方ほど、ぜひ意識的に取り入れていただきたいのがアイメイクのお休み期間。
どんなにメイクやクレンジングに気を使っていても、毎日メイクをしっかり施していれば、先にもお伝えしたような摩擦・乾燥・汚れのたまりを引き起こします。とくに、目まわりの皮膚は他の皮膚と比べて非常に繊細。ティッシュ1枚ほどの薄さとも言われているので、摩擦に弱い傾向にあります。可能であれば週に1度はアイメイクをしない日を取り入れて。また、帰宅時はできるだけ早めにメイクを落とすようにすると良いでしょう。
7:ビューラーを見直す
まつげに直接的アプローチをするビューラー。こちらも使い慣れて手に馴染むと、力加減を考えずにまつげに圧力をかけてしまいます。また、目の形に合っていないビューラーを使用している場合、知らない間に力みすぎて使用している可能性も。
まぶたにビューラーがフィットしない、何回やってもカールしないときはビューラーそのものを見直すことも大切です。また、ビューラーのゴムは弾力がなくなったら交換のタイミング。余計な力を使いすぎていないか意識をおいて使用することをおすすめします。
今日から始められる小さな習慣を
まつげを育てるというと、つい時間とお金、そして手間をかけないといけないものかと思いがちですが実際はそんなに難しいことではありません。確かに一つ一つの工程を一度に見直すのは、少し面倒ではありますがそれも慣れるとなんてこともなく自然に取り入れられるものばかりですよ。また、いずれもまつげに限らず健康に良い習慣ばかりなのでまさに一石二鳥のルーティン。ぜひ、皆さんも今日から始められる新習慣を試してみてくださいね。