夏にむくみやすくなる原因とは?
今日からできるむくみ対策
「足がむくんでいて太い…」「顔が少し丸くなった?」と気になったことはありませんか?実は、夏はむくみやすい季節です。夏についやりがちな行動が、むくみを引き起こして見た目や体調にも影響を与えています。むくみ対策をして、すっきりとしたボディを維持して夏を楽しみましょう!今回は、夏にむくみやすくなる原因と、簡単にできるむくみ対策を紹介します。
「むくんでいる状態」とは?
むくみとは、皮膚の下にある細胞間に余分な水分が蓄積している状態です。 体内では、血液中の水分によって細胞に栄養や酸素が届けられています。また、細胞がだした老廃物や二酸化炭素を、血液が回収しています。この循環が、何らかの原因によって上手くいかなくなり、細胞間に流れる水分の量が増えて溜まると、むくみにつながってしまうのです。 むくみが起こると、顔や足などが太ったように見えてしまいます。
特に足は心臓から離れているのもあり、むくみが起こりやすい部分。すっきりとした足を維持するためにも、むくみの原因を知って、水分代謝を低下させないように対策をすることが大切です。 また、むくんでいると代謝が下がってしまうため、太りやすくなることも。夏は薄着になる季節だからこそ、しっかりむくみ対策をしましょう。
夏にむくみが起こりやすくなる原因とは?
冷房による冷え
暑い夏は、自宅だけでなくオフィスやショッピングモールなど、さまざまな場所で冷房が使われます。冷房が効いた部屋で長い時間過ごし、体が冷えると血液の流れが悪くなってしまうことがあります。
血行不良になると、余分な水分や老廃物が溜まりやすくなり、むくみを引き起こしてしまうのです。 また、夏は外の暑さと冷房が効いた室内の寒暖差によって、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れると血液の巡りにも影響がでて、むくみやすくなります。
冷たい飲み物をたくさん飲む
暑くて汗を多くかくような日は、冷たい飲み物をたくさん飲みたくなりますよね。ですが、飲み物をたくさん飲みすぎると、血管の中の水分量が増加してむくみにつながってしまうので注意。
また、冷たい飲み物を一気に大量に飲んでしまうと、体が冷えてしまいます。体の冷えによって血行が悪くなると、むくみやすくなってしまうのです。
運動不足
夏は暑いので、冷房が効いた場所で過ごす時間が増えますよね。ですが、毎日ずっと室内で過ごして体を動かさないと、筋力が低下してしまいます。 足のふくらはぎの筋力が低下すると、筋肉のポンプ作用が機能しにくくなり、血液を心臓に戻しにくくなるのです。
その結果、水分の代謝にも悪い影響がでて、足がむくみやすくなります。 また、運動不足になると血行不良が起こり、酸素や栄養が細胞に行き渡りにくくなって『冷えによるむくみ』につながります。
普段の生活習慣がむくみの原因になることも
むくみは、食生活の乱れや睡眠不足など生活習慣が原因となって起こる可能性もあります。 外食やコンビニのお弁当など、塩分の多い食事を続けると、体内の塩分濃度を下げるために、水分を溜めやすくなってむくみになります。
また、睡眠不足が続くと、血液の巡りが悪くなってむくみやすくなるので注意しましょう。ストレスによる自律神経の乱れも、むくみの原因につながります。 このように、むくみは日常の中のさまざまな原因によって引き起こされるのです。夏でもむくみにくい体をキープするために、毎日の過ごし方や生活習慣を見直しましょう。
夏におすすめ!簡単にできるむくみ対策を紹介
1:冷え対策をする
暑い日が続く夏だからこそ、意識してほしいのが冷え対策。クーラーが効いたオフィスで長時間過ごす日は、カーディガンやひざ掛けなどを使用して、なるべく体を冷やさないように心がけましょう。 冷えによるむくみを防ぐためには、レッグウォーマーや冷え取り靴下を使用することもおすすめします。これらのグッズを使って寒暖差を減らすことで、むくみにくい状態を維持できます。
また、体の冷えを防ぐためには、毎日きちんと入浴することが大切です。湯船にゆっくり浸かって体を温めることで、血液の巡りも良くなってむくみにくくなります。
2:水の飲み方を工夫する
むくみたくないからといって、夏に全く水分補給をしないのはNG。熱中症を防ぐためにも、毎日適度に水を飲むことが必要です。 むくみを防ぐためには、冷たい水ではなくなるべく常温の水を飲みましょう。一気にたくさんの量を飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むことが大切です。 朝起きた後や入浴の後など予め飲むタイミングを決めて、水分補給を習慣にしましょう。
3:適度に体を動かす
夏でも適度に体を動かすことを意識して、筋力の低下を防ぐことが望ましいです。特に足の筋肉の力を維持するためには、なるべくウォーキングやエクササイズなどをして、足を動かすようにしましょう。運動によって発汗を促すこともできれば、さらにむくみにくい状態を保てます。 また、デスクワークで同じ姿勢が続いたときは、たまに足首を回すと血行が滞ることを防げます。
4:普段の食生活を見直す
むくみにくい体を維持するためには、塩分を過剰に摂取しないように注意しましょう。料理で塩を使うときは、目分量ではなくきちんと測って調節することが大切です。味噌は、塩分が多くないものを選んで購入しましょう。 また、普段の食事では、むくみ対策をサポートしてくれる栄養素を積極的に摂取しましょう。特に、カリウム・ビタミンB群・タンパク質を含む食材を取り入れることをおすすめします。 カリウムは余分な塩分を排出してくれるため、むくみ対策に役立ちます。しかし、水に溶けやすいため、きゅうり・バナナ・アボカドなど生で食べる食材から摂取しましょう。
ビタミンB群には、水分代謝を促す働きが期待できます。ビタミンB2を含む鮭・レバーや、ビタミンB6を含むバナナ・にんにくなどを食べましょう。 タンパク質は、筋肉を作ったり水分の量を調節したりする働きがあるため、むくみ対策に必要不可欠です。魚・肉・大豆食品などを食事に取り入れて、むくみにくい体を目指しましょう。
5:むくみ対策に良い飲み物を楽しもう
水分補給をするなら常温の水が望ましいですが、いつも常温の水では飽きてしまいますよね。 「たまには味のあるおいしい飲み物も楽しみたい」という人には、次のような飲み物を選ぶと、むくみ対策に良い栄養素も摂れます。
抹茶、ローズヒップティー、黒豆茶、ルイボスティー、そば茶、抹茶、ローズヒップティー、黒豆茶には、カリウムが含まれています。ルイボスティーとそば茶には、血流を良くするマグネシウムが含まれているので、むくみ対策に役立ちます。 これらの飲み物をおいしく飲んで、むくみに負けない体を保ちましょう。
夏こそむくみ対策をしてすっきりとしたボディを目指そう
暑い夏の時期は、冷房が効いた室内に薄着で過ごしたり、冷たい飲み物を飲みたくなったりするため、むくみが起こりやすくなります。冷房や冷たい飲み物によって体が冷えたり、暑さに負けて運動不足になったりすると、むくんで見た目の印象まで変わってしまうことも。夏でもむくみ対策を行うことで、すっきりとしたボディラインをキープしやすくなりますよ。無理なくできるむくみ対策をして、自信がもてる体で夏を満喫してくださいね。